衛生面にだらしのない母親への対応は?

[PROBLEM]1歳10ヶ月のNくんの母親は、何日も同じ洋服を着せて平気だったり、お風呂にも入れていなかったり、あまりにもだらしなくて困っています。このままではNくんがかわいそうでしょうがないのですが……。

[SUGGESTION]清潔にすることの意義をさりげなく伝えて。

まず「だらしがない」の基準をどこにおくかという問題があります。時代とともに保育者自身の感覚も変化しており、より清潔なものを好む傾向があります。

これには衛生意識の向上という面と、一方で商業ベースに乗せられた、過剰な清潔主義の面もあると考えられます。大切なのは、子どもの健康な成長発育を守るということと、周囲に不快感を与えない最低限のの身だしなみを整えるということでしょう。

子どもにとってどんなに必要と思われることでも、その保護者、ことに母親にその意味が正しく理解されていないと、保育の効果は上りません。

そこでたとえば、久しぶりにお風呂に入れてもらったり、身体に合った洋服を着せられて登園した朝など「あら、かわいいお洋服ね、よく似合うこと」とか「おや? 石けんの匂いがするわ、うーんいい気持ち」など、清潔にしてもらったことを積極的に認めるようにします。

こうして、間接的ながらも洗濯や入浴の社会的意義を母親に伝えることで「だらしなさ」から脱皮させるようにしてみてはいかがでしょう。

蛇足ですが、入浴などは園でもやれますし、たとえだらしのない母親でも、Nくんにとっては世界一の人であるということを忘れないようにしてください。